ボッシュの履歴書(2) RHDへの抜擢

Badge_of_LAPDボッシュは、ハリウッド署(Hollywood Division)とウィルシャー署(Wilshire Div.)において、1972年から5年ほどパトロール警官を務め、その間にさまざまな経験を積んでいったと推察される。

新米のボッシュが初めて遭遇した大事件といえば、パトリシア・ハースト誘拐後の1974年5月にLAサウスセントラルで発生した、SLA(Symbionese Liberation Army; シンバイオニーズ解放軍)に対する銃撃戦であったろう。

Parker Center, LAPD Los Angels
Parker Center, LAPD
Los angeles

ボッシュは1977年に刑事昇格試験に合格し、その後みるみる頭角を現していく。ヴァン・ナイス署(Van Nuys Div.)の強盗課と窃盗課、ノース・ハリウッド署(North Hollywood Div.)の殺人課を経て、1982年、ついにエリート部門である市警本部(LAPD)強盗殺人課(Robbery-Homicide Division; RHD)に抜擢され、それから8年間をそこで過ごすことになる。

RHD に所属していたある時期、ボッシュは、ロサンジェルスの美容院店主ばかりを狙った連続殺人事件の捜査を任され解決に導く。この事件はのちにLAタイムズのレポーターによって本となり、また何とユニバーサル・スタジオがTVのミニシリーズとして製作することになった。

刑事ボッシュはそれらの実在モデルとして、5万ドルという思いがけない報酬を手にし、これを頭金にしてすてきな自宅を購入する。1984年のことである。この家はその後、本シリーズにほぼ毎回登場し、仕事でボロボロに疲れたボッシュやそのパートナーを癒す、重要なロケーションとなっていくのである。(自宅について詳しくはこちら。「ウッドロー・ウィルソン・ドライブの自宅」)

ボッシュの履歴書(3)につづく。

ナイトホークス〈上〉 (扶桑社ミステリー)ナイトホークス〈下〉 (扶桑社ミステリー)

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投稿者: heartbeat

管理人の"Heartbeat"(=心拍という意味)です。私の心臓はときおり3連打したり、ちょっと休んだりする不整脈です。60代半ば。夫婦ふたり暮らし。ストレスの多かった長年の会社勤めをやめ、自由業の身。今まで「趣味は読書」といい続けてきた延長線で、現在・未来の「同好の士」に向けたサイトづくりを思い立ちました。どうぞよろしくお願いします。